ご本尊を祀るものを、仏を祀る壇、つまり「仏壇」と言います。この「仏壇」を載せる台を「仏壇台座」といいます。最近では、上置きコンパクト仏壇をのせる専用の台を「仏壇台」といわれています。つまり、「仏壇台座」=「仏壇台」ということになります。その説明をQ&A形式にまとめました。参考にしてください。
- 仏壇とは
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お仏壇とは、仏様を祀るもの、そしてご先祖様を祀るものです。
本来はご本尊(仏像・掛軸)を祀るものを、仏を祀る壇(一段高くなったところ)、つまり「仏壇」と言います。
仏壇の中心には、須弥壇(しゅみだん)いう壇があります。これは仏教世界の中心にそびえるとされる須弥山をかたどったもので、この上は仏の世界を表します。
また鎌倉時代に日本にもたらされたお位牌は、江戸時代に入って一般家庭でも使われるようになり、各家に位牌壇が設けられました。この先祖祭祀を行なう場である位牌壇と、ご本尊を祀る仏壇が集合したのが現在の「仏壇」です。
本来お仏壇は不幸があってから購入するものではありません。昔は分家する際に、親が仏壇を用意しました。信仰の対象であり、人の心の拠り所であるわけですから、ご本尊をお祀りするお仏壇は、独立した家庭には必ず必要とされてきたものです。
- 台座とは
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仏像を載せる台。
仏像の荘厳具で,時代や仏像の種類,材質により形式が異なる。
須弥山(しゅみせん) を象徴する須弥座 (胴部が細く宣の字に似ることから宣字座ともいう)、仏像の裳が前面に大きく垂れた裳懸座 (もかけざ) ,周辺に蓮弁をふいた蓮華座,岩石の形をした岩座、不動明王に特有な形式である長方形の柱を井桁 (いげた) に組んだ瑟々 (しつしつ) 座、洲浜 (すはま) の形をした洲浜座、簡単な形式の方座,牀几 (しょうぎ) のような形の牀座、礼盤の形をした礼盤座、鳥獣が台になった鳥獣座 (禽獣座,鬼形の場合には邪鬼という) 、荷葉 (かしょう) 座、框 (かまち) 座、方座に獅子を配した獅 (師) 子座などがある。
- 仏壇台座とは
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ご本尊(仏像・掛軸)を祀るものを、仏を祀る壇(一段高くなったところ)、つまり「仏壇」と言います。
この「仏壇」を載せる台を「仏壇台座」といいます。最近では、モダン仏壇(上置きコンパクト仏壇)をのせる専用の台を「仏壇台」といわれています。つまり、「仏壇台座」=「仏壇台」ということになります。