仏壇を拝むときのポイントとして、線香の本数やとロウソク消しのポイントを紹介しています。季節の珍しい物やいただき物はまず仏壇へお供えのやり方仏壇の買い替え時期、故人の写真の飾り方や過去帳について紹介しています。
線香とロウソクについて
朝夕の線香は普通は3本上げます。これは仏と、ご先祖と、自分の信心を願うという意味からです。
けれども、お通夜、告別式、法事の時などには、香炉が一杯になってしまうので、1本だけの略式にするのです。
ロウソクや線香の火には気を付けましょう。仏壇から火事になっては大変です。ロウソクの火は、口で吹き消すのではなく、ロウソク消しを用いて消すか、ないときには手であおいで消すようにします。人間の口は、とかく悪業を積みやすく、汚れやすい物なので、仏に供えた火を消すには向かないからです。線香の炎を消す場合も同じです。
季節の物や頂き物はまず仏様へ
季節のはしりの珍しい果物やまた料理したもの一皿などは、必ず仏様にお供えするようにします。頂き物も同じようにお供えします。しばらく置いてから、お下がりを頂くようにします。このことを、子供たちの役として努めさせることによって、おのずから先祖への関心が養われ、親子の愛情も、物を大切にする心も自然と生まれると思います。
また、親戚の方が来られたときも、仏壇に向かって線香を上げ、お参りして頂けるように心がけること良いと思います。
仏壇の買い替えについて
いままであった仏壇が古くなったり、破損したりして、新しい仏壇を購入するとき、古い仏壇の処分には気を使います。
まず初めに、お寺にお願いして、古い仏壇の魂抜きをしてもらいます。これをしてもらって仏を祀るものではなくなりますから、処分については、新しい仏壇を購入する先の仏具店に相談することが良いでしょう。
相談するところが無ければ、私の方にお問い合わせフォームを使ってお問い合わせください。
故人の写真の飾り方
仏壇の中に、小さな写真を飾っておく場合もありますが、宗派によっては飾らない決まりになっていることもあります。
普通には、仏壇の上の、部屋のかもいに葬式の時に作った写真を飾る場合が多いようです。あまりそうような写真が多くなっても困りますから、思い出の写真集にまとめておくと良いと思います。
過去帳とは
位牌とは別に、過去帳を作って仏壇におさめる場合もあります。代々の先祖が多い場合には、位牌が仏壇に入りきらなくなるので、かわりに過去帳を祀ります。
仏具店で過去帳を買い求めて、お寺にお願いして、命日に合わせて戒名と俗名を記載していただきます。仏壇に安置した過去帳は、必ずその日をめくって開き、忌日にあたる先祖の霊を念じるようにしなければなりません。