二十四節気が、啓蟄から春分へと変わりました。
昼と夜の長さがほぼ同じになる頃で、この日を境に夏至までの間、徐々に日脚が伸びていきます。
ヨーロッパなどでは、春分をもって春の始まりとしているそうです。
桜の開花情報が聞かれるのもこの頃からで、いよいよ本格的な春の到来ですね。
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お彼岸の中日
太陽が真東から昇り真西に沈む春分の日は「彼岸の中日」と呼ばれ、
この日を中心とした一週間は、お彼岸と言われ、お仏壇の掃除やお墓参りをしてご先祖の供養をする習慣があります。
これは他の国にはない日本独自の行事です。
昔は極楽浄土は西の彼方にあると信じられていたため、太陽が真西に沈むこの時期は先祖と通じ合える日とされていました。
寒の戻りも注意
また春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として国民の祝日に定められています。
春分以降は「暑さも寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒気もようやく和らぎ、春らしく暖かな日が多くなります。
とはいえ花冷えや寒の戻りがあるので油断は禁物です。
4月4日頃から二十四節気は「清明 (せいめい)」へと変わり、万物が清らかに明るく感じられる春の盛りがやってきます。
このような季節の変わり目を感じながら、仏壇に手お合わせ暮す「仏壇のある暮らしを」おすすめします。
合掌(翁より)(^^♪